書籍・雑誌

『光の指で触れよ』(池澤夏樹)

そもそもは、レイキが出てくる小説と聞いて、読みたくなった本です。

でも、内容紹介を見ると、『すばらしい新世界』の物語から数年後…とあったので、じゃあ最初の作品から読まなきゃダメじゃんcrying …ってことで、まずは『すばらしい新世界』から読みましたよ。700ページ以上もあったけどsad (※後半にリンクを貼っておきました。)

折々ツイートしていたので、すでに目にされた方もいらっしゃるとは思いますが、1作目はチベットの奥地に風力発電の機械を設置する話。なので、エネルギー問題から海外支援の在り方、あるいは民族問題など、さまざまな社会問題がテーマに上がってきます。

主人公である林太郎の妻・アユミは、環境問題を扱うボランティア組織の事務局でニュースレターを作っているような人なので、そういった話にはとても詳しい。だから、夫婦の会話もけっこう深くて、どの話題もとても興味深く読んだし、また、この夫婦は、つねにお互いを刺激しあって、まさに人生のパートナーという表現がぴったりの、理想的な関係に見えました。

子どもの森介は、「自分を世の尺度に合わせることができない」ような子で、一度は不登校になったりもします。でも、家族3人、お互いを認め合って、理解し合っていて、なんて素敵な家族なんだろう~shine …と、感動のうちに読み終えた『すばらしい新世界』だったのですが、にもかかわらず、その6年後を描いた続編『光の指で触れよ』では、いきなりみんなバラバラで暮らしているという、しょっぱなから、とても衝撃的な展開で始まったのでしたsweat02

とあるきっかけから(←書いてしまうとネタバレになり、読む人がつまんなくなってしまうと思うので自粛)、アユミは、まだ小さい娘のキノコ(森介の妹になる)と2人でヨーロッパへ旅立ってしまいます。でも、これがただの家出ではなく、、、

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ブリューゲル展リピート&プラド美術館展(3/30)

20180330_11か月以上、blog更新が止まってしまいました。年度の切り替わりで連日残業が続き、余裕がなかったというのがいちばんの理由ですが、それでも空き時間にはひたすら本を読み、家では繰り返しDVDを観るという、まぁ言ってみればインプット中心の生活でしたねぇ。

先月末、そんな超多忙な中、無謀にも一日お休みをいただいて、上野まで出かけてきました。

公園口改札を出てすぐ、なんで平日なのにこんなに人が多いんだ???と不思議に思いましたが、ほどなくして花見客であることに気づきました。

美術展を見に行くと決めた時点で、それ以外のことはすべて頭からすっ飛んでいた私です。。。

20180330_2さて、今回の目的は2つ。

2か月前に見た ブリューゲル展 をもう一回見たかったのと、ベラスケスを軸にした プラド美術館展 も同じ上野だったので、この際いっしょに見てしまえ~flairっということで、2つセットにしちゃいました。

まずは『ブリューゲル展』のリピートで、東京都美術館へ。
これ、副題が「画家一族 150年の系譜」といいます。なので、前回記事 にも少し書きましたが、ピーテル1世、2世、ヤン1世、2世だけでなく、ピーテル1世の曾孫(ひまご)の代までたくさんの画家を輩出した一族全体を取り上げた展覧会だったのです。(※ 公式サイト から「みどころ」のページに行くと、系図が見られますが、壮観ですsign03 おまけに、曾孫の代には「ヤン・ピーテル・ブリューゲル」というなんともズルイ名前の人もいて笑えます。coldsweats01

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ブリューゲル展@東京都美術館

20180131_1先月のこと。10日ほど前に降った雪がまだ若干残り、外の水も凍る中、平日にお休みをいただいて東京都美術館で開催中の ブリューゲル展 を見に行ってきました。

ホントは映画を観に行くつもりでお休みとったのに、観たい映画をやっている映画館は、別の曜日がサービスデー…つまり、この日は通常料金の1,800円だったので、ちょっと迷った末に美術館に変更しました。

ブリューゲル展は始まってからまだあまり日が経っていなかったせいもあり、都内の美術館にしてはかなり空いていて、比較的ゆっくり見られました♡

さて、画家・ブリューゲルとヒトコトで言っても、じつはたくさんいるんですよ~、、、sweat01

20180131_5いちばん有名なのは、あの「バベルの塔」を描いたピーテル・ブリューゲル1世(1525/30~1569)。ピーテル・ブリューゲル(父)です。農民を題材として多くとりあげたことから「農民画家」とも呼ばれています。

その息子(長男)がピーテル・ブリューゲル2世(1564頃~1636)。ピーテル・ブリューゲル(子)と書かれることもあります。父親の模写をたくさんしていたそうです。一方で、グロテスクな絵が多かったことから「地獄のブリューゲル」とも呼ばれている人です。

20180131_3そのピーテル2世の弟(=ピーテル1世の次男)であるヤン・ブリューゲル1世(1568~1625)は、「花のブリューゲル」と言われています。
とても小さな画面に緻密な風景画が描かれた作品がいくつかあったのですが、もっと近くで細部まで見てみたかったわ~sweat02(一定の距離以上には近寄れないようになっているのです。)
オペラグラスを持って鑑賞している年配の方がいらしたけど、あれは正解ですねflair

ヤン1世の息子のヤン・ブリューゲル2世(1601~1678)は、やはり父親の模写をたくさんしていました。また、他の画家との共作というのもけっこうあって、驚きました。面白い時代だったのね~。

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『夏の朝の成層圏』(池澤夏樹)

2冊目の池澤夏樹もいよいよ後半戦に入ってきました。
久しぶりに本気で夢中になった作品…なので、自分の記録も兼ねて、ここまで感じたことを書いてみたいと思います。

物語は、主人公が自分の身に起きたことを振り返りつつ文章に記録する、という形で始まります。
そもそもの事の発端は、この主人公が乗っていた船から海中に落ちたこと。何日か海を漂った挙句にとある無人島にたどり着きます。

通信手段はもちろんのこと、なんの道具も持たないまま、たったひとりで生き延びていく主人公。

生きることに集中していくうち、文明の世界に戻ることに少しずつ抵抗を覚え始めます。最初はそんなはっきりした気持ちではなく、元の仕事、元の環境へ戻ることは本来とるべき当然の行動であると頭では感じつつ、無意識の抵抗感があることを意識し始めていきます。

そんな過程がゆっくりと語られつつ、後半は“隣人”が登場したりもするのですが、全体を通して自然の風景の描写がとてもきれいで、自分も南の島へ行きたくなります。いえ、それ以前にまず、自分もそこにいるような気にさせてくれます。島の空気、流れる風、潮の香り、焼けつく日射し、そんなものをリアルに感じさせてくれるのです。

また、この作品は五感、つまり視覚、聴覚、触角、味覚、嗅覚のすべてを刺激してくれます。これは池澤夏樹さんの特徴なんでしょうか。(1冊目はそこまで意識する前に、夢中で読み終わってしまいましたsweat01

(*参考→)
こちらが最初に読んだ『スティル・ライフ』。
読み始めるきっかけになった辻山良雄さんの本は、のちほどご紹介します。

ところで、この主人公は、島で暮らすうちに土地の精霊たちとも交信するようになるのですが、そんな内容だから、私はいま、このタイミングで読むことになっているのかもしれないと、ふと思ったのでした。

というのも、精霊とか天使とか、そんな目に見えない存在に興味を覚えたのなんて、フラワーエッセンスを本格的に勉強し始めてからですから、まだほんの2年くらいです。

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“私”に戻るエッセンス

20180121s_2昨年11月、おかげさまでアンジェリックエッセンスの認定プラクティショナーとなり、アンジェリック以外を使わないようにという縛りも解けたので、最近はまたいろんなエッセンスを試しています。

ふだん私がセッションで使うのは、主にアンジェリック、アラスカン、バッチ、ヒマラヤンですが、それ以外に自分で使うことがあるのは、パワーオブフラワーズ、フィンドホーン、ペタルトーンなどです。

で、最近とても興味を持っているのが、レイ・エッセンスとカミングホーム・エッセンス。いずれも日本で作られたエッセンスです。

レイ・エッセンスのプロデューサー・富井清文さんはヒプノセラピストであり、フラワーエッセンスのプラクティショナーでもあるのですが、私が最初に認定セラピストの資格をとったネイチャーワールドのIFECJ(International Flower Essence College Japan)で講師もされています。

20180120_1_2そんなつながりもあり、昨年12月のレイ・エッセンス イントロダクションセミナーに続き、先週末に行われたマッキーさん(牧野内 大史さん)とのトークセッション「必要なものは何もない。」(右の写真→)にも行ってきました。

レイ・エッセンスには、「唯我」「輪花」「創世」の3つのシリーズがあり、コンセプトはそれぞれ、「“私”と出会う」、「“私”で在る」、「“私”を生きる」となっています。

富井先生のメッセージはとにかく一貫していて、「“私”はすでにここにある」ということ。
自分探しなどする必要はなく、また“私”は癒す必要なども最初からなく、“私”というものはすでに最初から“私”であり、いまここにいる私がまさに“私”なのだということ。

そして、他のものをよりどころとすることをやめ、“私”をよりどころとするよう助けてくれるのがレイ・エッセンスなのだそうです。

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カラダのこと、あれこれ・・・

20171009つい先日、人間ドックの結果が届きました。昨年、初めて再検査なるものを受けましたが、今年はさらに進んで精密検査の指導があり、ちょっぴりへこんでいます。

大きな病気にかかっているかどうかについてはあまり心配はしていないのですが、とにかく検査が大の苦手。いじられるの嫌いなんですよね。なんていうか、私の領域に勝手に入ってくるな!っていうそんな感覚。
動物といっしょで、自分のカラダの悪いところは自分で治すよ…ってどこか思っているところがあって、そりゃ自分の手に負えないときには素直に医者にかかりますけどさ。

それほどひどい生活はしていないと思うんだけど、どうしてこうなっちゃうのかなぁ、、、weep 立て続けにいろいろ不具合が出てくるよなぁ、トシなんだなぁ、っていうところで、へこんでおります。ま、仕方ないんだけどね。誰でも通る道なわけだし。

でね、

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『自然栽培』とプラズマ療法

『自然栽培』という季刊書籍があります。
(←アマゾンのリンクには木村秋則さんの名前が入っていますが、木村さんは監修)

この季刊本を最初に読んだのは、Vol.4の「タネの秘密。」でした。
週に1回、セッションスペースとして2階を借りていた久我山のT's Bagel+に通っていた頃で、オーナーのともこさんからも自然栽培のお話をたくさん聞いていた時期でした。

偶然にもその頃、会社で仲良くしている人が、お友だちが編集をされているということで貸してくれたのがこの『自然栽培』だったのですけれど、こういうのをまさに“シンクロニシティ”というのでしょう、当時の私のツボにすぽっとハマる内容でした。
ともこさんが主催していた「タネと野菜のお話会」などとの相乗効果もあって、それ以来、自然栽培のこと、タネのこと、野菜のこと、私のアンテナはどんどん広がっていきました。

そんな劇的な…というよりむしろ、出会うべくして出会った『自然栽培』、最新号Vol.12は「がんは大自然が治す」という特集でした。
(Amazonでは9月14日現在、“ベストセラー1位”のフラグがついていますっsign03

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『名画の謎 旧約・新約聖書篇』

ここのところ、美術がらみの本を立て続けに読んでいます。

そもそもは、スケーエン展を見た国立西洋美術館の売店で、たまたま気になって手にとった中野京子さんの『名画と読むイエス・キリストの物語』が始まりでした。

西洋画の展覧会に行くと、たいてい聖書を題材にした絵が何点かはあると思うのだけど、私はキリスト教についての知識がほとんどなく、恥ずかしい話、キリストというのはそもそも人間なのか神なのか、なぜ十字架に架けられたのか、そんな基本的なことすら全く知らないままだったので、宗教画を見ても、どこか他人のような・・・すごいとか美しいとか、そういうのは分かっても、「ふ~ん・・・」みたいな。

おかげさまで今回、そんな長年の謎も解けたので、これからはもうちょっと深いところから味わえるかなぁ、とちょっと期待をしているところです。

さて、そうして『名画と読むイエス・キリストの物語』は夢中になって読みふけり、あっという間に読み終わってしまったので、さあ次っ!ということで選んだのが『名画の謎 旧約・新約聖書篇』でした。

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引っ越し先の話とnakabanさんニアミス事件

20170528_2三日月moon3のかわいい日が続きましたねぇ♡

さて、4月末に「引っ越ししたい!」という意志を明らかにして以来、ネットで物件を探しまわり、下に書いたとおり今月半ばには実際に見に行き、あれよあれよという間にターゲットが絞られていきまして、今週末にはもう契約です。

さんざんシンクロしたシーダは残念ながら外れ、駅近で眺望最高のお部屋となりました♡ 多摩川の花火が(たぶんほぼ正面に)見えるロケーションでございます。うふheart01
天使ちゃんたち、ありがとう~shine

少し前に、アンジェリックと他のエッセンスをブレンドした場合の症例をとりたいから、近々モニター募集します…なんて書きましたけど、そんなわけでしばし延期です。申し訳ございません。m(_ _)m

20170528_1xmasnakabanさんニアミス事件xmas

先週末はまた西荻まで交換セッションに行ってきたのだけど、セッション終わってからランチをして、そのあとSatokoさんとふたりで界隈を少しブラブラしたのね。

URESICA という、雑貨と絵本とギャラリーのお店があって、先日ここでもご紹介した『わたしは樹だ』を見つけたので、大よろこびでSatokoさんに知らせたところ、彼女もすっかり気に入ってくれ、

買うためにレジに持っていったら、お店の方が「ついさっきまでご本人がいらしたんですよ」って・・・えええっっっsign02

どうやら私たちが夢中になって絵本を見ているときに出て行かれた人がそうだったみたいで・・・

は、早く言ってよ。。。。crying

会いたかったなーsweat02
前回訪ねた本屋Title さんの看板を描いたのも、nakabanさんなんですよね。

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『わたしは樹だ』~今日のエッセンス

仕事帰りにちょっと寄り道をして、タイトルに惹かれて手に取った本が大当たりの一冊だったheart01

nakaban(なかばん)さんの絵は大好きなのだ。happy01
そして、松田素子さんの文章は初めてだったが、これまたすごく良かったのだ。

本の帯には「はじめてのホリスティック絵本」というふしぎなコピーが書かれていて、「あらゆるものが つながりあい ささえあいながら、いまここに ある ということ」という言葉が載せられている。

主人公の樹は、たまたま岩場に根を下ろすことになったので、深く根っこを伸ばすことができなかった。でも、倒れない。倒れないのは他にもたくさんの樹が生い茂っているから。

コケは樹のからだを覆い、水をたくわえ守ってくれている。根っこを包み、必要な栄養を吸い込ませてくれている菌に、樹は光合成をして菌の必要なもの(酸素なのかな?)を与える。樹の上に育つ植物もいれば、たぶん樹皮とか葉や実は動物たちの食物になっている。

そんなふうに、樹は、森は、お互いに支え合いながら生きている。というお話でした。

で、最後に場所について書かれていたのだけど、それがなんと屋久島でした。

じつはつい最近、とてもとても屋久島に行きたくて、ガイドブックを買ったばかりだったのですよ。なんというシンクロsweat01

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