文化・芸術

トーマス・ルフ展@MOMAT、そして近況

20160924_18月に受けた健康診断で、私としては初めての「再検査」となり、昨日その検査に行ってまいりました。どうせ大したことないやろ、とタカをくくっていたところがまさかの「二次検査」…sad
その検査が今度の土曜日にあり、さらにその1週間後に結果を聞くことになるのですが、毎週の医療機関がよい…トシですねぇ。。。weep

まぁしかし、いつも思っているのですが、私みたいな食生活(食だけではないですが)をしていて病気になったとしたら、それはもう何をしてもなる運命だろうから、受け入れるしかないでしょう。だいたいマクロビの創始者だってガンで亡くなっているのですから。
ということで、心はまったく平穏です。ただ、もともと病院は嫌いなので、その意味で「やだなぁ~」とは思っていますけど。

さて、昨日はそのあと、東京国立近代美術館(MOMAT)に行ってまいりました。

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『杉本博司 ロスト・ヒューマン』展@東京都写真美術館

20160910_1昼間、Twitterで毒を吐きましたんで、ちゃんと総括しますよ、ええ。

恵比寿の東京都写真美術館、2014年秋から改修工事のため休館していて、今月3日(土)にリニューアルオープンしました。
2年もの長い休館だったので、写真好きな私としては、この再オープンをそれはそれは楽しみにしていたのです。しかも、開館20周年記念ということで、まずは杉本博司の展覧会からというのも、なおさら楽しみでした。

ロスト・ヒューマン展のテーマは「人類と文明の終焉」。
新シリーズである〈廃墟劇場〉、日本初公開となる〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉、新インスタレーション〈仏の海〉の3シリーズを2フロアにわたって展示するという企画でした。

3シリーズのうち、いちばん力が入っていた(と思われる)のが〈今日 世界は・・・〉なんですが、これが私の憤怒の大本です。
「素」な気持ちを書くと、杉本博司だし、写美だし…ということで、私としては「写真」が見たくて行ったのです。ですが、じっさいには写真は数枚しかなくて(あ、まぁ廃墟劇場は全編写真でしたけれど)、大半は化石だの隕石だの、また古美術やら人形やら、といった「もの」たちのインスタレーションだったのです。

いや、インスタレーションは好きですよ。ただ、ここで見たくはなかったな、という気持ち…と言ったらよいのかな。写美はいつから現代アートの美術館になったんだgawk、と。なんか肩すかしを食らったような、そんな感覚だったのでしょうね。

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近況その3: 久々の手創り市

20160717_0もう10日ほど経ってしまいましたが、17日(日)は久しぶりに手創り市に行ってきました。この手創り市は、雑司が谷の鬼子母神と大鳥神社で毎月1回行われているものです。

最初はたまたま見つけ、その後何度か通い、でも、何かと忙しくなってなんとなくタイミングが合わなくなり、しばらく足が遠のいていました。

最後に行ったのは、おそらく去年の2月…。

20160717_1お気に入りの陶芸作家さんがいて、その方の作品をFacebookで眺めつつ、「あ~、あれが欲しいsweat02」「う~、これも欲しいsweat02」と煩悩をふくらまし、行きたい気持ちがかなり募っていたところ、やっとこさ行けましたdog というお話です。

最初に心に留まったのが、右の写真にある青い紙ものたち。ブックカバーにもなるというA4ほどの紙を3枚ほど買いました。

20160717_220160717_5

20160717_3途中、あんなものやこんなものに目を奪われながら・・・

ついにお目当ての作家さんと久々の再会。

あ、リスじゃないですよー。

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草間彌生とフリーダ・カーロ

2009年2月に買ってそのままになっていた本。…うちはホントに“積ん読”の期間が長いこと、長いこと…sweat01
読み始めてからは面白いので滞ることなく読み進み、最後は一気に読み切りましたけどね。

『フリーダ・カーロ―引き裂かれた自画像』(堀尾真紀子/中公文庫)から、女流アーティストの伝記を2冊続けて読んだわけだけれど、2人ともソーゼツな人生sweat01 で、それぞれ体もしくは心を病みながら、ひたすら作品をつくり続けるところが共通しています。

(ご存じない方のために)
フリーダ・カーロはメキシコの画家です(1907~1954)。若い頃、乗っていたバスが事故に遭い、そのときの後遺症による背骨の激痛の中、車椅子で、またベッドに横たわったままで絵を描き続けます。夫は21歳年上の画家でしたが、つねに女性問題を抱えていたこともあり、心もまた平安ではありませんでした。

草間彌生は日本の前衛芸術家(1929~)。子どもの頃から「オーラが見えたり、植物や動物の話す言葉が聞こえたり」といった幻覚、幻聴を体験していたそうです。その苦しみから救われるものとして絵を描き始め、28歳のときにジョージア・オキーフを頼ってニューヨークへ渡ります。

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よい流れです。~文楽初鑑賞

20150905文楽というものを初めて観る機会に恵まれました。

以前から、能、狂言、歌舞伎などといった伝統芸能には大変興味はありながら、なかなかそういう機会に恵まれず、身近に詳しい人もいなかったことから、いままでなんとなくご縁なきまま過ごしてまいりました。

それが、今年前半に読んだ田中優子さんの『江戸の恋―「粋」と「艶気」に生きる』(集英社新書) という本に、近松や西鶴などの江戸文学が例としてたくさん取り上げられており、それ以来、文楽や歌舞伎などの古典芸能にがぜん興味が湧いていたところでした。

そこへまたまた天使さまの声が…heart04

いつも女子会をしているメンバーのひとり(=Kさん)が、今回いっしょに行くはずだった相手のご都合が急に悪くなったとのことで、「チケットをいただいたので、行きませんか?」と声をかけてくださったのでしたcat
Kさんとは先週いっしょに田無まで出かけた際、たまたま文楽の話が出て、興味あるけどまだ行ったことがないという話をしたばかりだったんですよ~。

セッションルームの話と同様、願っていたら引き寄せた…のかな???
なんかとてもよい流れです。(^^)

さて、演目は、「面売り」「鎌倉三代記」「伊勢音頭恋寝刃(いせおんど こいのねたば)」。

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オルセー美術館展@国立新美術館(覚書き)

今日は健康診断のために丸一日お休みをとってあったのですが、健診が思いのほか早く終わってしまったので、なんだかぽっかりと時間が空きました。 そこで、乃木坂までオルセー美術館展を見に行くことにしました。

副題は「印象派の誕生 ― 描くことの自由 ―」です。

新しいものというのは、最初はなんでも反発を受けるものです。印象派もしかり。ですが、そんな新しいものがいつしか「人々の眼差しを新しいものの見方へと解き放ってゆく」という、その変化がとてもダイナミックで感動的です。

印象派は、いまや絵画の中ではある意味「王道」とも言えるような流派だと思うのですが、久しぶりに見たせいか、あるいは始まったばかりの時期でいろいろな要素を含んでいたせいか、なんだかとても新鮮な気持ちで見ることができました。
ここ20年くらい、定型をぶち壊すような現代美術にばかり惹かれていたんですけど、去年あたりからちょっと基本形というか定番回帰みたいなことになってきつつありますね。

モネの「かささぎ」や「アルジャントゥイユのレガッタ」、シスレーの「洪水のなかの小舟、ポール=マルリー」など、その光の描き方にはもううっとり見とれてしまいましたよ。
それとは別に、ミレー(印象派ではなくバルビソン派)の「晩鐘」は、なぜか見た瞬間、目が離せなくなり、しばらく足が止まってしまいました。言葉にはなりませんが、そういうのが何百年にもわたって多くの人を惹きつけている理由なんでしょうね。

20140820_3

そんなわけで、すっかりリフレッシュして帰ってきましたわよ。(^^)

参考:オルセー美術館展

次回は三菱一号館美術館で開催されているヴァロットン展を見に行きたいと思っています。

ハイレッド・センター展@松濤美術館

先週末、松濤美術館の『ハイレッド・センター:直接行動の軌跡展』を見てきました。(また終了日の直前、、、)
ご存じない方のために…ハイレッド・センターとは、高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之の3人が結成した前衛美術のグループで、名称は、それぞれの頭文字(高・赤・中)を英訳したものです。

結成50周年ということですが、50年前にこんなことをやっていたと思うと、やっぱりこの人たち、タダものではありません。当時の活動については、左に挙げた『東京ミキサー計画』で赤瀬川さんが詳しく書かれているので、興味のある方はそちらをご覧いただくとして…

高松次郎の紐、赤瀬川原平の梱包、中西夏之の洗濯バサミあるいはコンパクトオブジェ、これらを武器に、「平穏な日常を“撹拌”する」(←だから“ミキサー”計画)というコンセプトをもって、いろいろなプロジェクトをあちこちで行っていました。1960年代前半のことです。

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再訪、美術にぶるっ!(正式版)

20130105_3_21/3に行った『美術にぶるっ!』、見られなかった残りを見るために再度、足を運んできました。(左は、小茂田青樹の「虫魚画巻」です。こういう繊細な日本画、大好きheart04

前回ほとんど見られなかった最終フロア(第2部実験場1950s)も、今度はしっかり見てきました。
50年代って、なんだかいろんなエネルギーが渦巻いていた時代だったんですね。戦争の記憶もまだまだ生々しく残っているし、社会問題も噴出。写真も版画も絵画も、社会運動をモチーフにしたものがたくさんありました。

このフロアは撮影禁止だったので、作品をお目にかけることはできませんが、原爆、メーデー、安保闘争など、いまの時代につながる要素がいっぱいあって、ん~・・・なんていうか、いまの&これからの日本を考える上で、もう一度しっかり振り返っておいた方がいいんじゃないの?と思いました。

さて、いちばん“楽しめた”のはこちらの作品。

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再訪、美術にぶるっ!(仮)

20130105_5おととい行った『美術にぶるっ!』に再び行ってきました。

今回は、最後までたっぷり時間をかけて見られたので、とっても満足heart04

詳細はまた後日upしますが、帰る頃にはもう日が暮れかかっていて、 顔の皮膚が切られそうなくらい風が冷たかった。。。wobbly

皇居のお堀は表面が凍ってました。。。

美術にぶるっ!@東京国立近代美術館

*リンク修正しました。(1/4)

20130103_1 東京国立近代美術館で開催中の『美術にぶるっ!』という、ちょっと変わった名前の展覧会に行ってきました。

正式名称は、『東京国立近代美術館 60周年記念特別展 美術にぶるっ!ベストセレクション日本近代美術の100年』です。まぁ、60周年記念ということで・・・力入ってましたねー。本館の1階から4階まで、全フロア使っての展示でした。

私はここの美術館が前から大好きで、企画展があってもなくても、ときどきふらっと訪れます。ですので、所蔵作品には何度もお目にかかっているため、感覚としては「また会いにきたよcat」という感じなのです。

20130103_5そうそう。今回すご~く感激したのは、撮影OKだったこと。全部ではないですが、4階~2階はおそらく9割以上がOKで、これはなかなかないことです。(海外ではOKだという話を、以前ちょろっと聞いたことがあるのですが、私は未経験なので真偽のほどは「?」、、、)

そんなわけで、撮らせていただきましたheart01
最初に挙げた作品は、福沢一郎の「Poisson d'Avril(四月馬鹿)」。
高校の教科書に載っていたような気もするのですが、かなり昔から好きな作品。深い意味は分かりませんが、見てて楽しい。^^
ちなみに、祖師ヶ谷大蔵と成城学園前の間に、福沢一郎記念館というミニ美術館があります。

2枚目は北脇昇の「クォ・ヴァディス」。
ラテン語で「(あなたは)どこに行くのか?」という意味で、『新約聖書』の中にある言葉だそうですね。
行く先が、見えているようないないような、この人は向こうに向かって進もうかどうしようか、迷っているのかいないのか、途方に暮れているようにも見えますが、なんとなく、進むしかないという(どちらかというと前向きな)あきらめ、みたいなものも感じます。
なんでしょうね。やっぱり自分とどこか重ねてしまうから、気になる作品なのでしょうか。

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