文化・芸術

美術展めぐり 事始め #2 ゴッホ~最期の手紙~

20180106_0_2さて、つづきです。

写真展を2つ見たあと、本命の『ゴッホ~最期の手紙』に突入♡

これ、巷でどのくらい評判になっているのでしょうか。私はテレビ見ないし、そういう情報がなくて全く分からないのですけれど・・・

ゴッホはピストル自殺を図って亡くなったと言われてきましたが、「現在は自殺説に異論を唱える美術史家もいる」と、原田マハさんも『いちまいの絵』(集英社新書)の中で書いていらっしゃいました。

その新たな説にのっとって、この映画は、ひとりのある青年がゴッホを撃った本当の犯人は誰かを追っていくサスペンス・ストーリーになっています。
ストーリー自体スリリングで目が離せないのですが、なによりすごいのは、この作品、ゴッホのタッチを模写した油絵のアニメーションなのですsign01(「ペインティング・アニメーション」というようです。)

回想シーンは白黒写真を水彩画仕立てにしたものでしたが、それ以外の、物語が進んでいく部分はすべて油絵なのでした。公募オーディションで選ばれた125人ものペインティング・アーティストが、1か月ほどのトレーニングを経たうえで、映画用に描画したそうです。
すごいこと考えたものですねー。coldsweats02

まぁそんな、見どころ満載の作品でありました。

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美術展めぐり 事始め #1 アジェとユージン・スミス

20180106_0遅くなりましたが…
新年明けましておめでとうございます。

blog更新もじつに久しぶりですが、今年は積極的に更新していくつもりですので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年は、5月に『バベルの塔』展、『スケーエン』展、年末に『ゴッホ展』 と『現代の写実』展に行っただけで終わってしまいましたので、今年はもっとたくさんの美術展に足を運ぼうsign01と心を新たにした年頭。さっそく行ってまいりましたhappy01

じつは、当初の目的は『ゴッホ ~最期の手紙~』 という映画を観ることでした。14:40開演の回を目指して 東京都写真美術館 (以下「写美」)に向かったのですが、この回は吹替版とのことでしたので、急きょ、その次の字幕版の回を観ることにして、それまでの時間、せっかくなので写真を見ることにしたのでした。

いまやっている写真展は3つ。時間があればすべて見たかったけど、所要時間は2時間ほどでしたので、アジェとユージン・スミスの2つを選びました。

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『名画の謎 旧約・新約聖書篇』

ここのところ、美術がらみの本を立て続けに読んでいます。

そもそもは、スケーエン展を見た国立西洋美術館の売店で、たまたま気になって手にとった中野京子さんの『名画と読むイエス・キリストの物語』が始まりでした。

西洋画の展覧会に行くと、たいてい聖書を題材にした絵が何点かはあると思うのだけど、私はキリスト教についての知識がほとんどなく、恥ずかしい話、キリストというのはそもそも人間なのか神なのか、なぜ十字架に架けられたのか、そんな基本的なことすら全く知らないままだったので、宗教画を見ても、どこか他人のような・・・すごいとか美しいとか、そういうのは分かっても、「ふ~ん・・・」みたいな。

おかげさまで今回、そんな長年の謎も解けたので、これからはもうちょっと深いところから味わえるかなぁ、とちょっと期待をしているところです。

さて、そうして『名画と読むイエス・キリストの物語』は夢中になって読みふけり、あっという間に読み終わってしまったので、さあ次っ!ということで選んだのが『名画の謎 旧約・新約聖書篇』でした。

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トーマス・ルフ展@MOMAT、そして近況

20160924_18月に受けた健康診断で、私としては初めての「再検査」となり、昨日その検査に行ってまいりました。どうせ大したことないやろ、とタカをくくっていたところがまさかの「二次検査」…sad
その検査が今度の土曜日にあり、さらにその1週間後に結果を聞くことになるのですが、毎週の医療機関がよい…トシですねぇ。。。weep

まぁしかし、いつも思っているのですが、私みたいな食生活(食だけではないですが)をしていて病気になったとしたら、それはもう何をしてもなる運命だろうから、受け入れるしかないでしょう。だいたいマクロビの創始者だってガンで亡くなっているのですから。
ということで、心はまったく平穏です。ただ、もともと病院は嫌いなので、その意味で「やだなぁ~」とは思っていますけど。

さて、昨日はそのあと、東京国立近代美術館(MOMAT)に行ってまいりました。

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『杉本博司 ロスト・ヒューマン』展@東京都写真美術館

20160910_1昼間、Twitterで毒を吐きましたんで、ちゃんと総括しますよ、ええ。

恵比寿の東京都写真美術館、2014年秋から改修工事のため休館していて、今月3日(土)にリニューアルオープンしました。
2年もの長い休館だったので、写真好きな私としては、この再オープンをそれはそれは楽しみにしていたのです。しかも、開館20周年記念ということで、まずは杉本博司の展覧会からというのも、なおさら楽しみでした。

ロスト・ヒューマン展のテーマは「人類と文明の終焉」。
新シリーズである〈廃墟劇場〉、日本初公開となる〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉、新インスタレーション〈仏の海〉の3シリーズを2フロアにわたって展示するという企画でした。

3シリーズのうち、いちばん力が入っていた(と思われる)のが〈今日 世界は・・・〉なんですが、これが私の憤怒の大本です。
「素」な気持ちを書くと、杉本博司だし、写美だし…ということで、私としては「写真」が見たくて行ったのです。ですが、じっさいには写真は数枚しかなくて(あ、まぁ廃墟劇場は全編写真でしたけれど)、大半は化石だの隕石だの、また古美術やら人形やら、といった「もの」たちのインスタレーションだったのです。

いや、インスタレーションは好きですよ。ただ、ここで見たくはなかったな、という気持ち…と言ったらよいのかな。写美はいつから現代アートの美術館になったんだgawk、と。なんか肩すかしを食らったような、そんな感覚だったのでしょうね。

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近況その3: 久々の手創り市

20160717_0もう10日ほど経ってしまいましたが、17日(日)は久しぶりに手創り市に行ってきました。この手創り市は、雑司が谷の鬼子母神と大鳥神社で毎月1回行われているものです。

最初はたまたま見つけ、その後何度か通い、でも、何かと忙しくなってなんとなくタイミングが合わなくなり、しばらく足が遠のいていました。

最後に行ったのは、おそらく去年の2月…。

20160717_1お気に入りの陶芸作家さんがいて、その方の作品をFacebookで眺めつつ、「あ~、あれが欲しいsweat02」「う~、これも欲しいsweat02」と煩悩をふくらまし、行きたい気持ちがかなり募っていたところ、やっとこさ行けましたdog というお話です。

最初に心に留まったのが、右の写真にある青い紙ものたち。ブックカバーにもなるというA4ほどの紙を3枚ほど買いました。

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20160717_3途中、あんなものやこんなものに目を奪われながら・・・

ついにお目当ての作家さんと久々の再会。

あ、リスじゃないですよー。

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草間彌生とフリーダ・カーロ

2009年2月に買ってそのままになっていた本。…うちはホントに“積ん読”の期間が長いこと、長いこと…sweat01
読み始めてからは面白いので滞ることなく読み進み、最後は一気に読み切りましたけどね。

『フリーダ・カーロ―引き裂かれた自画像』(堀尾真紀子/中公文庫)から、女流アーティストの伝記を2冊続けて読んだわけだけれど、2人ともソーゼツな人生sweat01 で、それぞれ体もしくは心を病みながら、ひたすら作品をつくり続けるところが共通しています。

(ご存じない方のために)
フリーダ・カーロはメキシコの画家です(1907~1954)。若い頃、乗っていたバスが事故に遭い、そのときの後遺症による背骨の激痛の中、車椅子で、またベッドに横たわったままで絵を描き続けます。夫は21歳年上の画家でしたが、つねに女性問題を抱えていたこともあり、心もまた平安ではありませんでした。

草間彌生は日本の前衛芸術家(1929~)。子どもの頃から「オーラが見えたり、植物や動物の話す言葉が聞こえたり」といった幻覚、幻聴を体験していたそうです。その苦しみから救われるものとして絵を描き始め、28歳のときにジョージア・オキーフを頼ってニューヨークへ渡ります。

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よい流れです。~文楽初鑑賞

20150905文楽というものを初めて観る機会に恵まれました。

以前から、能、狂言、歌舞伎などといった伝統芸能には大変興味はありながら、なかなかそういう機会に恵まれず、身近に詳しい人もいなかったことから、いままでなんとなくご縁なきまま過ごしてまいりました。

それが、今年前半に読んだ田中優子さんの『江戸の恋―「粋」と「艶気」に生きる』(集英社新書) という本に、近松や西鶴などの江戸文学が例としてたくさん取り上げられており、それ以来、文楽や歌舞伎などの古典芸能にがぜん興味が湧いていたところでした。

そこへまたまた天使さまの声が…heart04

いつも女子会をしているメンバーのひとり(=Kさん)が、今回いっしょに行くはずだった相手のご都合が急に悪くなったとのことで、「チケットをいただいたので、行きませんか?」と声をかけてくださったのでしたcat
Kさんとは先週いっしょに田無まで出かけた際、たまたま文楽の話が出て、興味あるけどまだ行ったことがないという話をしたばかりだったんですよ~。

セッションルームの話と同様、願っていたら引き寄せた…のかな???
なんかとてもよい流れです。(^^)

さて、演目は、「面売り」「鎌倉三代記」「伊勢音頭恋寝刃(いせおんど こいのねたば)」。

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オルセー美術館展@国立新美術館(覚書き)

今日は健康診断のために丸一日お休みをとってあったのですが、健診が思いのほか早く終わってしまったので、なんだかぽっかりと時間が空きました。 そこで、乃木坂までオルセー美術館展を見に行くことにしました。

副題は「印象派の誕生 ― 描くことの自由 ―」です。

新しいものというのは、最初はなんでも反発を受けるものです。印象派もしかり。ですが、そんな新しいものがいつしか「人々の眼差しを新しいものの見方へと解き放ってゆく」という、その変化がとてもダイナミックで感動的です。

印象派は、いまや絵画の中ではある意味「王道」とも言えるような流派だと思うのですが、久しぶりに見たせいか、あるいは始まったばかりの時期でいろいろな要素を含んでいたせいか、なんだかとても新鮮な気持ちで見ることができました。
ここ20年くらい、定型をぶち壊すような現代美術にばかり惹かれていたんですけど、去年あたりからちょっと基本形というか定番回帰みたいなことになってきつつありますね。

モネの「かささぎ」や「アルジャントゥイユのレガッタ」、シスレーの「洪水のなかの小舟、ポール=マルリー」など、その光の描き方にはもううっとり見とれてしまいましたよ。
それとは別に、ミレー(印象派ではなくバルビソン派)の「晩鐘」は、なぜか見た瞬間、目が離せなくなり、しばらく足が止まってしまいました。言葉にはなりませんが、そういうのが何百年にもわたって多くの人を惹きつけている理由なんでしょうね。

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そんなわけで、すっかりリフレッシュして帰ってきましたわよ。(^^)

参考:オルセー美術館展

次回は三菱一号館美術館で開催されているヴァロットン展を見に行きたいと思っています。

ハイレッド・センター展@松濤美術館

先週末、松濤美術館の『ハイレッド・センター:直接行動の軌跡展』を見てきました。(また終了日の直前、、、)
ご存じない方のために…ハイレッド・センターとは、高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之の3人が結成した前衛美術のグループで、名称は、それぞれの頭文字(高・赤・中)を英訳したものです。

結成50周年ということですが、50年前にこんなことをやっていたと思うと、やっぱりこの人たち、タダものではありません。当時の活動については、左に挙げた『東京ミキサー計画』で赤瀬川さんが詳しく書かれているので、興味のある方はそちらをご覧いただくとして…

高松次郎の紐、赤瀬川原平の梱包、中西夏之の洗濯バサミあるいはコンパクトオブジェ、これらを武器に、「平穏な日常を“撹拌”する」(←だから“ミキサー”計画)というコンセプトをもって、いろいろなプロジェクトをあちこちで行っていました。1960年代前半のことです。

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