『わたしは樹だ』~今日のエッセンス
仕事帰りにちょっと寄り道をして、タイトルに惹かれて手に取った本が大当たりの一冊だった
nakaban(なかばん)さんの絵は大好きなのだ。
そして、松田素子さんの文章は初めてだったが、これまたすごく良かったのだ。
本の帯には「はじめてのホリスティック絵本」というふしぎなコピーが書かれていて、「あらゆるものが つながりあい ささえあいながら、いまここに ある ということ」という言葉が載せられている。
主人公の樹は、たまたま岩場に根を下ろすことになったので、深く根っこを伸ばすことができなかった。でも、倒れない。倒れないのは他にもたくさんの樹が生い茂っているから。
コケは樹のからだを覆い、水をたくわえ守ってくれている。根っこを包み、必要な栄養を吸い込ませてくれている菌に、樹は光合成をして菌の必要なもの(酸素なのかな?)を与える。樹の上に育つ植物もいれば、たぶん樹皮とか葉や実は動物たちの食物になっている。
そんなふうに、樹は、森は、お互いに支え合いながら生きている。というお話でした。
で、最後に場所について書かれていたのだけど、それがなんと屋久島でした。
じつはつい最近、とてもとても屋久島に行きたくて、ガイドブックを買ったばかりだったのですよ。なんというシンクロ