2020年5月に観た映画(DVD含む)
5月前半は、4月のつづきで「アップリンクの映画60本以上見放題」のドキュメンタリー作品をいくつか観ていました。期せずして今年は、 “地球について学ぶゴールデンウィーク” となりましたねぇ。
『世界が食べられなくなる日』(2012)
『未来の食卓』や、4月に観た『セヴァンの地球のなおし方』と同じジャン=ポール・ジョー監督のドキュメンタリー作品。
核エネルギーと遺伝子組み換えがつながっているとは思いませんでした💦
原爆につぎ込んだお金と技術者を、戦後はヒトゲノムの解析に回して遺伝子組み換え(GM)技術を誕生させたのだそうです。
しかも、開発したのは同じ企業グループであるとのこと…。
私がここ最近観てきた他の映画の何本かにも出てきた、フランスはカーン大学のセラリーニ教授がここでも出てきて、健康なラット200匹を使った2年間に及ぶ実験で、GMと除草剤ラウンドアップがいかに有害か実証していきます。また同時に、チェルノブイリや福島の原発事故がどれだけの影響を及ぼしたかについても細かく取材しています。
港湾労働者が、北欧やロシアから送られてくる木材によってガンになったり、家畜の餌として輸入されるGM作物に散布された農薬でやはりガンになったり、飼料を運ぶトラックの運転手にまでその影響が出ているとか…なんだかいろんなことがいろんなところでつながっています。
GMと原子力の共通点が3つ挙げられていましたが、特に3つ目の「食物連鎖を経て、食品に蓄積される」というのがホント怖かったですねぇ。。。
それにしても、地球全体の汚染。どうやったら食い止められるのでしょうか、、、💧
『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』(2008)
世界で密かに起きている”水利権”の実態を告発した『「水」戦争の世紀』という著作をベースにしたドキュメンタリー。
ここでもまた経済優先の(というか、お金大好きな)人たちが、儲けのためだけに環境を破壊し、途上国から搾取する図式が明らかにされていきます。ここ数本の映画で、世界銀行がロクなもんじゃないことがよく分かりました💨
・地球全体の共有財産であるはずの水を商品化することは許されない。
・ボトルの水は戻らない。→水を本来あった場所から移動してしまったら、再利用はできない。
深く考えさせられました。
便利だからとつい買っていたペットボトルの水、もうやめようと思いました😖
ううう…しかしやっぱり、ドキュメンタリー作品を観たあとというのは、いろいろ書きたくなるので、つい長くなってしまうなー。
ほんとはドキュメンタリーだけで別記事を立てるつもりでいたのに、なかなかできないために、ここにこんなに書いてしまった、、、
同じアップリンク配給の作品群の中から、ドキュメンタリ―以外の作品もいくつか観ましたので、後半はそちらの話題を。