【補足】去年1年間に観た映画 -2-
昨年後半は、なんで!?っていうぐらい、バットマン・シリーズにハマりました。特によく観たのがクリストファー・ノーラン監督のクリスチャン・ベール版、つまりダークナイト3部作です。
クリストファー・ノーラン作品は、たいがい長くて難解なので、何回か観ないと(シャレじゃないぞ)理解できないことが多く、つい2回、3回と観てしまうということもあります
でも、繰り返し観ていくと、それまで気づいてなかった伏線や仕込み、罠などが見えてくるので、回数を重ねれば重ねるほど面白くなることも確かです。
今回、最初に観たのは『バットマン・ビギンズ』(2005)でしたが、バットマン=アメコミということで抱いていた能天気な先入観を見事に打ち砕かれました。バットマンは、単なるヒーローものではなかったということを、この歳にして初めて知りましたねぇ…。
もともとの原作がそうなんでしょうけれど、バットマン・シリーズは切ない…。本人はもとより、敵役などもみんな心に深い傷を持った人ばかりで、悪いことしてるんだけど痛々しく感じてしまうことが多いです。
その後、いろんな人の解説を読んでいて分かったのですが、アメコミといっても、マーベル・コミックとDCコミックスとでは芸風が全く違っていて、簡単に言ってしまうと、前者は明るく後者は暗い…だから、マーベル系のアベンジャーズシリーズは明るく、DC系のジャスティス・リーグは暗い映画になっている、ということのようです。
監督の個性にもよるのはもちろんですよね。
で、どうやら私はクリストファー・ノーラン作品が好きみたいです。
『インターステラー』(2014)なんかも3回ぐらい観てるし、バットマン以外にスーパーマンのシリーズやジャスティス・リーグ(これはもう監督を外れて製作総指揮ということになっているようですが)なんかもけっこう好きです。