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草間彌生とフリーダ・カーロ

2009年2月に買ってそのままになっていた本。…うちはホントに“積ん読”の期間が長いこと、長いこと…sweat01
読み始めてからは面白いので滞ることなく読み進み、最後は一気に読み切りましたけどね。

『フリーダ・カーロ―引き裂かれた自画像』(堀尾真紀子/中公文庫)から、女流アーティストの伝記を2冊続けて読んだわけだけれど、2人ともソーゼツな人生sweat01 で、それぞれ体もしくは心を病みながら、ひたすら作品をつくり続けるところが共通しています。

(ご存じない方のために)
フリーダ・カーロはメキシコの画家です(1907~1954)。若い頃、乗っていたバスが事故に遭い、そのときの後遺症による背骨の激痛の中、車椅子で、またベッドに横たわったままで絵を描き続けます。夫は21歳年上の画家でしたが、つねに女性問題を抱えていたこともあり、心もまた平安ではありませんでした。

草間彌生は日本の前衛芸術家(1929~)。子どもの頃から「オーラが見えたり、植物や動物の話す言葉が聞こえたり」といった幻覚、幻聴を体験していたそうです。その苦しみから救われるものとして絵を描き始め、28歳のときにジョージア・オキーフを頼ってニューヨークへ渡ります。

20160508ニューヨークでは、ボディペイントなどを行う「クサマ・ハプニング」という手法のパフォーマンスで大評判になり、アメリカ全土のみならずヨーロッパへもまた活動の場が広がっていきます。
日本ではなかなか認められず、海外の評価が逆輸入される形でようやく日本でも認められるようになった人、という認識は持っていたけど、ニューヨーク時代にここまで世界中から賞賛を浴びていたとは知りませんでした。

ところが1975年、体調を崩したせいで、17年住んだニューヨークから東京に戻ります。 いちばん状態が悪かった時期には、精神病院の向かいにスタジオを構え、スタジオと病院を往復しながら創作活動をしていたそうですが、そんな一途な姿勢もまた、フリーダ・カーロと重なりました。

「精魂込めて」とか「全身全霊を傾けて」という表現があるけれど、この人たちは命がけで作品づくりをしているので、その作品が人の心を打たないわけがない、と思いましたねぇ。
特に、草間彌生のほうは美術界全体のことを真剣に考えていて、そんな視点から日本のダメな面についてもビシビシ書いていて痛快でした。

フリーダ・カーロの方は、映画も面白かったです。→公式サイト

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