ルーン雑感 #1 - ハガルとイス -
1枚目の写真はハガル(ハガラズ)です。
文字そのものの意味は、天から降ってくる雹(ひょう)。雹はいきなり降ってくることから、占いとしては「予測できない出来事」を表します。
予測できないので考えても仕方がない、ただ、とりあえず心の準備だけはしておいて、起きたことはそのまま受け留めよ、とのメッセージです。
ハガルはよく悪いことが起きる前兆のように言われますが、私がルーンを習った先生は「悪いこととは限らない」と言っていましたし、じっさいそうなんです。悪いこととは限らない。
たとえば、とつぜん愛を告白されるとか、急な昇進を告げられるとか、そんなこともハガルの領域です。
それと同じく、私が最近、通常の解釈本に書いてあるのとちょっと違う意味を感じとったのがイス(イサ)です。
イスは氷。氷は固くて動かないことから、占いでは「停滞」とか「こう着状態」、また「冷たさ」や「(気持ちが)冷める」ことを表します。
スピード感のあるラド(車輪)やエオー(馬)などと違って、イスは「遅延のルーン」と言われるくらい事が動かない状況を表します。ふつうの解釈ではね。
でも、このすーっとまっすぐ1本に伸びた字形から、何かとても一途なものを感じませんか?ちょっと頑固かもしれないけど、ひとつのことをわき目も振らずじっとやり続ける、そんな一本気な空気を最近の私は感じています。
恋愛の占いで出てくると「愛が冷める」とかって、やたらマイナスのイメージのあるイスですが、「一途」「一本気」と考えると悪いものではありませんよね。
それにまた、氷の下でもたくさんの命が息づいていて、春が来るのを心待ちにしている様子が感じられたり、冬のうちにじっくりエネルギーを蓄えて、次の季節に備えている様子が浮かんだり、氷にだっていくらでもポジティブなイメージはあるのですから、仮にこれを引いてもがっかりしないようにしましょうね。^^
なぁんて書いていたら、久しぶりに「ルーンに親しむ講座」をやりたくなりました。手始めに、以前うちに来てくださった方に声をかけて、おさらい会でもやろうかな
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