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ハイレッド・センター展@松濤美術館

先週末、松濤美術館の『ハイレッド・センター:直接行動の軌跡展』を見てきました。(また終了日の直前、、、)
ご存じない方のために…ハイレッド・センターとは、高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之の3人が結成した前衛美術のグループで、名称は、それぞれの頭文字(高・赤・中)を英訳したものです。

結成50周年ということですが、50年前にこんなことをやっていたと思うと、やっぱりこの人たち、タダものではありません。当時の活動については、左に挙げた『東京ミキサー計画』で赤瀬川さんが詳しく書かれているので、興味のある方はそちらをご覧いただくとして…

高松次郎の紐、赤瀬川原平の梱包、中西夏之の洗濯バサミあるいはコンパクトオブジェ、これらを武器に、「平穏な日常を“撹拌”する」(←だから“ミキサー”計画)というコンセプトをもって、いろいろなプロジェクトをあちこちで行っていました。1960年代前半のことです。

その中のひとつ、「シェルター計画」と命名されたプロジェクトでは、オノヨーコ(当時はまだ小野洋子)、横尾忠則、ナムジュン・パイク(当時は白南準)もクライエントとして登場。
カルテみたいなものがあって、全身あらゆる部位のサイズを測られるのだけれど、見取図上に記録された寸法に、「K・H」「A・Y・H」「G・R」などといった略称が書かれています。これ、じつは「顔の幅」「頭の横幅」「含水量」の意味だったりするのが笑えます。会場で種明かしはしていなかったかな。(^.^)

ほかには、ビルの上から“もの”を落とすドロッピング・イベント、銀座の並木通りを掃除する「首都圏清掃整理促進運動」など(いわゆる「ハプニング」と呼ばれるパフォーマンスですね)、ふだんアートに接する機会のない人には特にインパクトあったでしょうねー。私も生で見てみたかったなぁ、と思います。

(その他、断片的な感想)
・洗濯バサミを顔中につけて、その筋のヒトから声をかけられている中西さんが、(失礼ながら)可笑しかった。
・白衣を着て銀座を清掃しているメンバーたちを、警官が首をかしげながら見ている光景も可笑しかった。
・赤瀬川さんの千円札裁判の際に繰り広げられた「法廷における大博覧会」は圧巻!
・「吐息の相互交換」という作品は、見ている分には可笑しいけど、絶対にやりたくないと思った。

今回の展示内容については、その大半が上記『東京ミキサー計画』に書かれているので、見に行けなかった人や、さらに詳しく知りたい人にはお薦めの本です。

…それにしても、50年前の赤瀬川さん、元オウムの上祐そっくりでした。A^^;

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