再訪、美術にぶるっ!(正式版)
1/3に行った『美術にぶるっ!』、見られなかった残りを見るために再度、足を運んできました。(左は、小茂田青樹の「虫魚画巻」です。こういう繊細な日本画、大好き
)
前回ほとんど見られなかった最終フロア(第2部実験場1950s)も、今度はしっかり見てきました。
50年代って、なんだかいろんなエネルギーが渦巻いていた時代だったんですね。戦争の記憶もまだまだ生々しく残っているし、社会問題も噴出。写真も版画も絵画も、社会運動をモチーフにしたものがたくさんありました。
このフロアは撮影禁止だったので、作品をお目にかけることはできませんが、原爆、メーデー、安保闘争など、いまの時代につながる要素がいっぱいあって、ん~・・・なんていうか、いまの&これからの日本を考える上で、もう一度しっかり振り返っておいた方がいいんじゃないの?と思いました。
さて、いちばん“楽しめた”のはこちらの作品。
段ボールの箱を、あっちからこっちへと運び続ける人たちを写した映像。一種のインスタレーションなので、段ボールが積み上げられた中でそれを見るわけです。そのシチュエーション自体もよいのだけど、まぁとにかく映像の中身そのものが(ただ運んでいるだけなのに)なぜかとても面白い。
前回も今回も、いちばん前で夢中になって見ていたのは子どもでした(笑)
下はどちらも屏風仕立てになっています。
左が下村観山の「木の間の秋」、右が川端龍子の「草炎」。
東京国立近代美術館(略称:MOMAT)のサイトに、面白いページがありました。
そこでも数々の収蔵作品が見られるので、ご参考までに。
参考:みんなの東近美 作品人気投票
今回ご紹介した、『美術にぶるっ!』展は、1月14日(月祝)まで。あと1週間です。
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