村山知義の宇宙@世田谷美術館
相方が今年も夏休みをとれそうにない様子なので、私ひとりで勝手に着々と休みをとって、独り遊びをしています。
ってことで、本日は11時頃に行動開始。
・・・午前中からすでに暑すぎる
でも、木陰は風が抜けて涼しかった。
世田谷美術館の企画展『村山知義の宇宙』です。
9月2日(日)までなので、慌てて出かけてきました。
村山知義といえば私は、東京国立近代美術館にある“コンストルクチオン”と、こどものとも絵本の「しんせつなともだち 」ぐらいしか知りませんでした。こんなにいろんなことをしている人だったとは驚きました~
ちなみに、Wikipediaによると、小説家、画家、デザイナー、劇作家、演出家、舞台装置家、ダンサー、建築家、だそうな。。。
「朝から夜中まで」というお芝居の舞台装置(の模型)が面白くて、6つの場面がひとつの装置で間に合うように、3階建てのつくりになっていました。
それから、Wikiの説明にもあったとおり、ダンサーをしていた時代もあったため、その頃の写真とかも展示されていましたが、すごく均整のとれた身体をしていて、うつくしいです
踊りつながりで、ドイツのニッディー・インペコーフェンという15歳の舞踏家(!)が踊っている映像が流れていました。これがなかなか前衛的なパフォーマンスで(と私には思えた)、とても15歳とも思えず、どんな評価を得ていたのかな?と興味津々。
奥さんの籌子(かずこ)さんは童話作家。挿絵を描いたことが縁で一緒になったそうですが、奥さんの作品も、なかなかアヴァンギャルドだわ~。。。
ハッと気づくと、2時間も経っていて驚きました。美術館にいると時間を忘れますね。
入ってすぐは、まだ外の空気を引きずっているというか、なかなかその空気から抜けだせなくて、作品にも入って行きづらいのですが、それがだんだん中の空気に溶け込んできて、ハッと気づくとすっかり作品鑑賞に没頭している・・・そんな自分の変化もまた面白い。
併行してやっていたミュージアム コレクション2は、「花森安治と『暮しの手帖』」――― これもかなり良かったです。(というか、正直言うと、こっちの方がもっと面白かったかも、、、 )
花森安治さんは編集だけかと思っていたら、装釘もすべてこの方がされていたんですね。1948年9月発行の1世紀1号からずっと、原画が展示されていましたが、すごいカワイかった~
1号、2号が特に私は気に入ったのだけど、最初の10冊ぐらいはどれもすてきでした。でも、時代とともに、画風とかモチーフがどんどん変化していくんですね。長く活動している人って、たいていそうだと思いますが、そんなふうに変化していく様子もまた楽しめました。
そういえば、会場内にはバックナンバーも置いてあったので、ぱらぱらとめくってみたところ、商品テストだけでなく、じっさいに火事を起こしてどんなふうに燃えるか、という実験までしていて、つくづくすごい本だなぁ~、と思いました。
商品テスト風景を撮った写真も、たくさん展示してあったので見ました。すごい力の入れようで、ホントに真剣にテストしていることが伝わってきて、これだったら信用できる!と思いましたよ。
ってことで、たっぷり堪能しました
参考:世田谷美術館
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