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『地球を抱いて眠る』

初めて読んだ駒沢敏器さんの本。
この方はつい最近、81歳の母親に首を絞められて亡くなったとニュースで報道された方です。

ニュースでは「作家」と紹介されていましたが、恥ずかしながら私はまったく知らず、ただ、「500個の風鈴の音を聴く」イベントを毎年主催している方がツイッターで、あのイベントは“駒沢さんの文章を読んだのがきっかけ”と書いてらしたので、それでちょっと興味を持って読んでみたのでした。

この本は、かつてセント・ギガの企画で、岡野弘幹さんが屋久島に500個の風鈴を吊るすインスタレーションをしたときのことを含め、「世界をめぐる7つの不思議な旅の物語」(目次より)を書いた本です。

著者自らがヒプノセラピーを受ける話、サン・フランシスコにある禅センターでアメリカ人たちが修行していて、そこの自然食レストランが超人気店であるという話、「大地にうつ伏せになる癒し」(天地人一体法)の話など、どれも興味深い話ばかりなのですが、いちばん心に突き刺さったのが『ハワイの石伝説』です。

「ハワイでは石をむやみに動かしてはいけない」という話は、もう何年も前、まだ私がセラピーのお仕事をしていたとき、ホットストーン・セラピーを勉強した方から聞いたことがありました。でも、この本で書かれているような、勝手に動かしたことによって良くないこと(祟り/any problem、もしくはdisaster)が起きるということまでは聞かされていませんでした。

著者は、女性カメラマンとともに、行く先々で石と遭遇し、石の力、石がそこにあることの意味などを理解していきます。そして、とにかくハワイの石は動かしてはいけない、持ち帰ることは絶対にタブーであるということを叩きこまれて日本に戻ってきます。
戻ってきて、妻にハワイで起きたことを話すと、妻は「じゃあ、あれもダメなのかしら」と言って、ハワイから石を拾ってきたことを著者に告げるのです。その石はずっと玄関に置いてあったのに、著者は半年もの間、そのことにまったく気づいていなかったのでした。

著者はひどく動揺し、慌てて石をハワイに送り返すのですが、それから約1年後、2人は離婚することになります。(以下引用)

彼女が石を拾ってきたから、こうなったわけではない…(略)…彼女があるとき自分ひとりで何かを拾い、それに僕は気づくこともなかった、ということだ。

著者はこうまとめています。至極もっともな考えです。

ですが、ふと・・・10年以上も経っているにも関わらず、今回ニュースになった事件も、もしかしたらこの続きだったのではないか、と思えてしまうのは私だけでしょうか。

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