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『原発のウソ』読了、そして次は・・・

先日チラッと書いた小出裕章さんの『原発のウソ』という本。体調を崩して、寝たり起きたりしている間に細々と読んでいて、ようやく読み終わりました。とっても簡単に書かれているので、ホントはもっとあっという間に読めてしまったと思うのだけど、さっさと読み終えてしまうのが、なんだかもったいなくて、ちびちび読んでました。

第一章「福島第一原発はこれからどうなるのか」では、今回の福島原発の事故に関して、情報が少ないながらも研究者なりの見解で、今どういった状況なのかチェルノブイリとも比較しながら解説。

第二章で、「放射能」とはどういうものか解説してくれていますが、これがとっても分かりやすい。JCO臨界事故の話と絡めながら、DNAを結びつけているエネルギー(非常に微弱)と放射線の持つエネルギーの大きさを比べ、人体に与える影響がどれだけ大きいかを述べています。あと、放射線の種類ね。ヨウ素131、セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウム239それぞれの特徴についてもまた分かりやすい解説でした。

第三章は「放射能汚染から身を守るには」なんですが、

のっけから「『安全な被曝』は存在しない」というやや衝撃的(でももはや当たり前)な見出しで始まります。「ただちに健康に影響を及ぼす量ではありません」の「ただちに」というのは、「急性障害は起きない」というだけ、つまり、死んだり、髪が抜けたり、やけどをしたり、下痢をしたり、吐き気が起きたりはしないというだけで、被曝量が少なくても後に被害が出ることがあるというわけです。・・・当たり前ですよねぇ。

あと、前々からおかしいと思っていた「年間被曝限度量」なんですが、一般人の基準、1ミリシーベルトはまだよいとして、これを20ミリシーベルトに引き上げようとする話とか、原発作業員の被曝限度量が一般人に比べて格段に高い件は、安全基準でも何でもなく、「『現実の汚染にあわせて』基準を変えようとしている」(84ページ)だけであって、「もう急性障害が出たとしても我慢してくれ」というレベルなのだそうです。・・・やっぱりね。

第四章「原発の“常識”は非常識」では、これまで私たちが信じ込まされてきた原発神話・・・たとえば「原子力発電はコストが安い」とか「原子力は二酸化炭素を出さず、環境にやさしい」といった話のウソを暴き、また、なぜ過疎地にばかりつくるのかということも、法律の話なども加えながら解説。

以下、第五章:原子力は「未来のエネルギー」か?、第六章:地震列島・日本に原発を建ててはいけない、第七章:原子力に未来はないと続きますが、いずれも私たちが日ごろ疑問に思っていることに対する答えが明確に書かれています。
この前も書きましたが、中学生でも読める本ですので、ぜひ家族みんなで読んでみてください。

そして、次に読もうとしているのが『緊急解説!福島第一原発事故と放射線』(NHK出版新書)。原発については感情的な意見も多々あるのですが、できるだけそういうの抜きにした情報が欲しい、と思っていたところ、こちらで紹介されていたのでさっそくアマゾンで買ってみました。

読むのが楽しみです。^^

そうそう、ついでに書いてしまいますが、ツイッターやmixiでは紹介した文章。こちらもまた、中学生が読んでも分かるレベルで書かれているのでオススメです。(ちょっと長いけど)

「放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説」は → こちら (これを書かれた田崎晴明先生は、学習院大学で物理学の教授をされている方のようです。)

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