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『怒りの方法』

先日の『怒る技術』に続いて、“ 怒りの表現”つながりで読んだ本ですが、こちらもまた面白かったshine

この方、在日朝鮮人でいらっしゃるので、怒りの矛先は中島先生と若干違いますが、それでも怒りは大切な感情であるということ、またそれを正しく表現することの大切さを説いているところはいっしょです。
で、この方の怒り方も、毅然としていて素敵heart04
(テレビにもずいぶん出ていらしたようなので、ご存知の方も多いのでしょうか。)

 ―― 「怒り」こそが、人間性回復のために最も必要な感情

とありましたが、本当にそのとおりだと思います。どんなに弱っていても、どれだけ打ちひしがれていても、とりあえず私は怒ることができれば「自分はまだ大丈夫」と思うことができます。ただし・・・(以下引用)

他者に対して怒れるためには、正しいこと、良いこと、美しいこと、公平なこと、合理的なことなどについて、価値観や基準が自分の中になければならない。…(中略)…
この基準があいまいだったり、確信がもてないと、怒りを感じても「ひょっとしたら自分のほうが間違っているのかもしれない」と怖気づいて、その怒りを率直に他者に表現できなくなる。

はい、まさに。同時に「自己肯定」も必須ですね。

この本には、(タイトルのとおり)怒り方についても詳しく書いてあって、中島先生とはまた少し違った角度から、正しく、かつ効果的に怒りを表現する方法が説明されます。「技術編」はともかく「スタイル・パフォーマンス編」は、タイトルには笑ってしまいましたが、怒ることに慣れない人は、こんなふうに形から入るのもひとつの方法なんだよなぁ、と思いました。

ところで前回、「怒りを感じる原因は自分の中にある」ということを書きましたけど、それで行くと、たとえば人から怒りをぶつけられたとき、必ずしもこちらが原因ではないことがある、ということも言えます。この本でもそういったことには触れていて、「自分の抱える問題をこちらにぶつけてきているだけ」という表現をしています。

自分できちんと怒りを表現できる人は、相手の怒りも受け止められる。
そういう人は、自分に向かってくる相手の怒りが正当なものか、それとも八つ当たりなのか、簡単に見分けられるものだ。

これはねぇ…まぁ訓練のたまものと言ったらよいでしょうか。私もたいがい分かるんです。相手の怒りの原因が、こちらにある場合とそうでない場合(特に後者)。
あ~、でもやっぱり、受け止められるようになってからかなぁ。
ここでもまた「自己肯定」がネックになってくるんですが…つまり、自己肯定感の少ない人の場合、相手から怒りをぶつけられると、最初どんなに「私は悪くない」と思っていても、だんだん気持ちが揺らいできて、「やっぱり悪いのは私かもしれない」と、つい思ってしまうものなんですよ。だけど、そういった「揺らぎ」がなくなると、どんなに相手が怒っていても、「これは私のせいじゃない」と、(責任逃れではなく)直観的にそう感じることができます。

そうなると、打たれ強いというのとはちょっと違いますが、怒りをぶつけられてもへこまないようになりますね。(笑)

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