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お花見ウィーク♪ #3

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これは近所のすみれば庭園の桜。
満開ですcherryblossomcherryblossomcherryblossom

日曜日、庭園美術館に行く前に撮りました。

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そしてこちらが庭園美術館の桜。
うっすらピンクに染まった花のひとつひとつを見ていると、やっぱり志村ふくみさん(染織家)のエピソードを思い出しますね。詩人の大岡信さんが「言葉の力」という文章の中で書いていることで、過去に何度か話題に載せてる気もしますが、改めて…。

大岡さんが志村さんの仕事場を訪ねた際、美しい桜色の糸で織った着物を見せられます。大岡さんが、その色は何から取り出したのかと尋ねると、志村さんは「桜からです」と答えます。
そのとき、大岡さんはてっきり桜の花びらを煮詰めて色を取り出したのだろうと思うのですが、実際には桜の皮から取り出した色だったのだそうです。(以下引用)

・・・志村さんは続けてこう教えてくれた。この桜色は、一年中どの季節でもとれるわけではない。桜の花が咲く直前のころ、山の桜の皮をもらってきて染めると、こんな、上気したような、えもいわれぬ色が取り出せるのだ、と。
 私はその話を聞いて、体が一瞬ゆらぐような感じにおそわれた。春先、もうまもなく花となって咲き出ようとしている桜の木が、花びらだけでなく、木全体で懸命になって最上のピンクの色になろうとしている姿が、私の脳裡にゆらめいたからである。花びらのピンクは、幹のピンクであり、樹皮のピンクであり、樹液のピンクであった。桜は全身で春のピンクに色づいていて、花びらはいわばそれらのピンクが、ほんの尖端だけ姿を出したものにすぎなかった。 ~『詩・ことば・人間 (講談社学術文庫 (672))』(大岡信)より~

このあと筆者は、桜の色についての話を、言葉の世界と連動させていきます。
言葉の一語一語は、桜の花びらの一枚一枚である、一見ぜんぜん別の色をしているけれど、本当はその背後に、全身でその花びらの色を生み出している大きな幹があり、言葉の一語一語はその大きな幹を背後に背負っている、と。
そこで筆者は「言葉の力」について言及しているのですが、本当に、人の言葉の背景には、その人の背負っているすべてのものが乗っかっていると思います。

私は人の話を聞くとき、言葉以上に“(自分の)全身で感じられるもの”を大事にします。そうすると、口先ではすごくきれいなことを言っていても、なんとなく違和感があったりして、居心地が悪くなります。まぁ、言ってることとやってることが違う、というのは往々にして見かけることではあるんですけどね。
逆に、静かに話しているのにものすごく ずしっ とくる言葉を発する人っていますよね。それはやはり、その人にそれだけのバックボーンがあるからだと思うのです。学歴とか地位とか収入とかではなく、いわゆる「人間力」…という言葉も、今や使い古されて恥ずかしいなsweat01

・・・でも、たぶんだけど、詐欺師・ペテン師にも妙に説得力のあるヤツがいるんだよね。。。 そーゆーのって、どっから来るんでしょ??(^。^;)

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