『約束された場所で underground 2』-その2-
ということで続きです。→前回
なぜ、ハマる人とハマらない人がいるのか?という話。
今回この本で村上春樹がインタビューした人たちの共通点(注;私が感じたもの)・・・それはまず、家庭を含めて自分を取り巻いている社会にうまく溶け込んでいないということ。つまり、何か違う、自分の居場所はここではない、といった違和感みたいなものを皆さん抱えているんですね。まずそれが下地。
次に、教団の人と話していると、質問したことに対してすべて明確な答えが返ってくる、という発言がとても多かったこと(もしかして全員かな?)も特徴的でした。「どんな疑問にも全部答えがある」「どんな質問をしてもちゃんとすぐ答えが返ってくる」というのです。
でも、現世では、明快な答えなんて出ないことの方が多いと思うんですよね。それを、とにかく論理が通らないと納得しない、逆に言うと、論理さえ通っていれば簡単に納得してしまう、そんなところに問題がありそうな気がします。
さらに・・・
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