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2005/11/15

『気の発見』

『気の発見』(幻冬舎文庫)―五木寛之の本は好きで、これまでにも何冊か読んでいるのですが、今回はロンドンで気功治療をされている望月勇さんとおっしゃる方との対談ということで、ちょっと異色かなー?

ま、それはともかく、後半出てきたヨガの話の中で、「強くて硬いものは折れやすい」ことの例として挙げられていた金沢兼六園の雪吊りの話が面白かったですねぇ。

  「太くて強い、硬い木ほど折れる」

人間も一緒ですね。

五木寛之という人は、マイナスの気分というものを絶対に否定しないんですよね。プラスもマイナスもあるのが人間で、片方だけでは生きていけない、という(ものすごーく短くまとめてますが、要は両方あってこそ人間であるという)考えなんですね。それは私もずいぶん前から共感している部分で、人間だけでなく、物事は良い/悪い、明るい/暗い、プラスもマイナスもすべてワンセットになっているものだと思うんです。
だけど、今の日本の社会って、マイナスの気分を否定的に見る傾向が強いですよね。そのことをよく五木寛之は書いていて、今回も「もしも、心萎える瞬間をもてない、かちかちの心だったら、絶対に折れてしまう」と、もっとしなやかな心になることを説いています。

気そのものに関する話はもちろんのこと、上に書いたような話も、それから少し外れた・・というか話をもっと広げたと言ったほうがいいでしょうか、土地の話なんかも面白かったですね。
中国には、東洋医学でいうところの経絡(けいらく)と同じように、「龍脈(りゅうみゃく)」というのがあるそうです。大地にはツボがあって、そのツボを結んでいくところに遺跡とかお寺とか神社があるんですって。日本列島でも同じく、神社仏閣など聖地を結ぶラインが経絡で、寺や社(やしろ)のある聖地がツボに当たる、というお話。

ずいぶん前になりますが、 あるサイトを見て「レイライン」という言葉を知りました。語源はイギリスだったのですね。イギリスの古代遺跡は1本の線上にあり、その線は、地名のスペルがレイ(ley)で終わっている場所が多いところから「レイライン」と名づけられたのだそうですが、そんな話まで今回のこの本には載っていたのでした。

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コメント

龍脈って、風水の重要な要素のひとつですよね。
京都でも江戸でも、神社仏閣の位置には重要な意味が秘められているそうで。
これを承知した上で、鹿島神宮と江戸城、それに富士山を結ぶライン上に線路を引いてしまった小田急って、すごすぎです。
そのパワーにあやかろうと思った割には、最近の高架化工事で難儀してますけどねえ(^^)

イギリスの古代遺跡というと、有名なのがストーンヘンジ。
あの巨石も、夏至や冬至の日没点とか、天文学的に意味のある配列になっているとか。
のみならず遺跡の場所自体が、ある意味を持った場所なんですね。

文化的に行き来のなかったはずの土地に、こういう奇妙な共通点があるって‥‥不思議です。

投稿: 庵魚堂 | 2005/11/15 06:14

こんにちは。
確かに物事には必ずプラスとマイナスがありますね。
私も考えておりました。
明暗でも、暗さを知らなければ
本当の明るさも理解できないと思うのです。
表裏一体…。

投稿: tipi | 2005/11/15 14:16

うさぎねこさんが五木寛之さんの本を読まれるのが、意外でした。でも、賢い方ですから、、、納得。。。
小田急がすごいって、感じるその視点の方がすごいと思うんですけどー。

投稿: ふたごママ | 2005/11/15 15:07

★庵魚堂さま
「龍脈」って実は有名な話だったんですね。(汗)
私、占いは好きなくせに、風水の知識ってほとんどないのですよ。A^^;
でも、小田急線の話は面白かったです。
車中から見える富士山、確認してみたいものです。

★tipiさん
「暗さを知らなければ 本当の明るさも理解できない」―その通りだと思います。
それと、暗闇が深ければ深いほど、太陽が見えたときの明るさは度合いを増しますよね。
前にも話したかと思いますが、苦しみが深いほど、味わえる喜びも大きいと思ってます。

★ふたごママさん
五木寛之、意外でしたか?
でも、私が読んでいるのは、ほとんど仏教思想に絡むものばかりです。
『大河の一滴』とか『他力』とか、そのあたりですね。
で、小田急がすごいというより、そういう場所に線路を引いた人や、
そういうのを集めてサイトにしちゃう人たちがすごいと思いますー。

投稿: うさぎねこ@管理人 | 2005/11/15 15:51

こんばんは
こちらで紹介されていたので「気の発見」を購入したの
ですが、よく見たら「不安の力」でした。相変わらず
あわてものでとても不安になりました。
喜怒哀楽いろいろ味わっている毎日ですが
本当の闇ってなんなのだろうなー、と思いました。
次は「東京スタイル」を狙っているのですが
無事てにはいりますように。「気の発見も」。

投稿: 助六 | 2006/01/12 02:01

★助六さん
五木寛之の本って表紙が似てますよね。
「不安の力」は私も買おうか迷った本です。
おそらく、それはそれで面白いのではないかと思いますよ。(^^)

都築響一については、『TOKYO STYLE』の次を買いました。
また近々ご紹介しますね。^^

投稿: うさぎねこ@管理人 | 2006/01/12 22:09

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